予防接種について

予防接種とは

予防接種とは(なぜ予防接種が必要なの?)

私たちは、日常生活の中で、さまざまな細菌やウイルスなどと共存していますが、何らかの理由で、それに対する抵抗力がなくなると病気にかかります。赤ちゃんの多くは、生後5~10ヵ月ごろまでにおなかの中でお母さんから与えられた抵抗力を徐々に失っていくため、代わりに赤ちゃん自身で免疫をつくる必要があります。
予防接種は、力を弱めた、もしくは不活化(殺してしまうこと)した病原体を体の中に投与することで、免疫力と病気に対する抵抗力をつけ、発病を予防したり、症状を軽くしたりする方法です。お子様が大きくなるにつれ、外出の機会も多くなり、細菌やウイルスなどに触れる機会も多くなります。保育園や幼稚園に入るまでには予防接種で免疫力をつけ、感染症を予防しましょう。

ワクチンってなあに?

感染症の原因となる病原体を、病気をおこさない程度に性質を変えたり、毒素の力を弱めて、予防接種に使う薬液のことを「ワクチン」といいます。これらの薬剤を投与することで、あらかじめさまざまな感染症に対する「免疫力」をつくっておきます。ワクチンはそのつくり方から3種類に分別します。

生ワクチン 生きた病原体の毒素を弱めて摂取して、免疫(抗体)をつくります。
不活性化
ワクチン
免疫をつくるのに必要な成分のみを取り出し、可能な限り毒性をなくし、何回か摂取して免疫をつくります。
トキソイド 細菌が産出する毒素だけを取り出し、毒性を弱めて何回か接種をすることにより免疫をつくります。

予防接種のタイミング

ワクチンの種類と接種時期

【1歳までにすませておいた方がよいもの】

  対象年齢 標準年齢
B型肝炎 出生直後~ 生後2~6ヵ月
ロタ 生後6週~24週 生後2~5ヵ月
Hib 生後2ヶ月~5歳未満 生後2~6ヵ月
肺炎球菌 生後2ヶ月~5歳未満 生後2~6ヵ月
四種混合 生後3ヶ月~7歳6ヶ月未満 生後3~7ヵ月
BCG 生後1歳未満 生後5~8ヵ月
※DPT 生後3ヶ月~7歳6ヶ月未満 生後3~7ヵ月
※ポリオ 生後3ヶ月~7歳6ヶ月未満 生後3~7ヵ月

※四種混合ワクチンをしなかった、又はできなかった場合

【1歳をすぎたら出来るだけ早く済ませた方がよいもの】

  対象年齢 標準年齢
MR
(第1期)
1歳以上2歳未満 生後12ヶ月~15ヶ月
水痘 1歳以上 現在2回接種を推奨
おたふくかぜ 1歳以上 現在2回接種を推奨
Hib 前回から7ヶ月以上 生後13ヶ月~16ヶ月
肺炎球菌 1歳以上 生後12ヶ月~16ヶ月
四種混合 前回から6ヶ月以上 生後12ヶ月~16ヶ月
※DPT 前回から6ヶ月以上 生後12ヶ月~16ヶ月
※ポリオ 前回から6ヶ月以上 生後12ヶ月~16ヶ月

※四種混合ワクチンをしなかった、又はできなかった場合

【3歳をすぎたら出来るだけ早く済ませた方がよいもの】

  対象年齢 標準年齢
日本脳炎 6ヶ月~7歳6ヶ月 3歳~5歳

【小学生入学前に済ませた方がよいもの】

  対象年齢 標準年齢
MR
(2期)
5歳以上7歳未満 小学校入学前の1年間

【小学生・中学生・高校生の時期にするもの】

  対象年齢 標準年齢
日本脳炎
(2期)
9歳~ 9歳
DPT
(2期)
11歳・12歳 小学6年生
子宮頸がん 10歳以上の女性 中学生・高校1年生

【毎年接種が推奨されるもの】

  対象年齢 標準年齢
インフルエンザ 6ヶ月~ 10~12月

【基本的な接種間隔】

接種間隔イラスト

※同種の不活化ワクチン接種の場合、3週間~4週間あけるものがあります。

スケジュールのたてかた

まずは、相談してください。ワクチンの種類も増え、任意や定期の予防接種があり、役所からの問診票が届くのも遅く…、お母さんやお父さんなど保護者にとってパーフェクトにスケジュールを立て、実行するのは極めて困難なこと。われわれ小児医療にかかわるスタッフでも勉強し、実際に繰り返して予防接種にかかわることで、やっと理解できている状況です。ご相談していただけることで、スケジュールをご提案させていただくだけでなく、保護者の方がどのようなことでお悩みになっているのか把握させていただくことで、より改善した予防接種業務を行って参りたいと考えておりますので、お気軽にお電話いただければ幸いです。また、一度ご来院いただければ保護者の方にしっかりとご理解していただいた上で、ベストな計画をお勧めしたいと思います。

院長は同時接種を勧めています

B型肝炎、ロタウイルス、Hib、小児用肺炎球菌、四種混合(DPT-IPV)ワクチンのような0歳の早い時期に接種するワクチンは、2~3回接種しないと確実な免疫ができません。ワクチンを1種類ずつ接種していては、免疫ができるまでにたいへん時間がかかります。でも病気は待ってくれませんし、毎週接種に通うのは保護者の方やお子さんにとって大変な負担です。安全性も単独接種と変わりません。ワクチンの効果を最大限に発揮させるため世界中で同時接種が行われているのです。また、1歳から行われる麻しん風しんワクチン(MR)やおたふくかぜワクチン、水痘ワクチンなども同時接種をお勧めしています。ちなみに、同時接種が認められていないのは黄熱ワクチンなど日本で生活するには一般的でないワクチンです。

“おすすめ”予防接種スケジュール

【0歳の予防接種スケジュール】

VPDを知って、子どもを守ろう。より

0歳の予防接種スケジュール(PDFダウンロード)

【予防接種スケジュール】

予防接種スケジュール(PDFダウンロード)

接種について

実施日時

実施日 毎週月、水曜日(祝祭日を除く)
来院時間 午後1:40、2:00、2:20、2:40
(予約の方は予約時間までに来院してください。)
※ご都合が合わない場合、及び学童は、一般の診療時間内でも可能です。
(一般診療時間:午前9:00~12:00、午後3:00~6:00は要ネット受付)
(なお、インフルエンザワクチンは一般診療時間内には行いません)
持ち物 母子手帳。青梅市の予診票。診察券(初診の方は保険証)
申し込み方法 午後1:40~2:40予約での予防接種をご希望の方はお電話(0428-21-0252にて事前にご予約ください。
※一般診療時間内で希望の方はネット受付をお願いします。

費用

  種類 費用(1回)
定期接種 Hib、小児用肺炎球菌、四種混合(三種混合、ポリオ)、麻しん風しん、日本脳炎、三種混合2期(DT)、子宮頸がんワクチン 無料
任意接種 B型肝炎 6,000円
ロタウイルス(1価) 15,000円
みずぼうそう 7,000円
おたふくかぜ 7,000円
インフルエンザ(3歳以上) 3,000円
インフルエンザ(3歳未満) 2,000円
子宮頸がん 16,000円
麻しん風しん 10,000円
小児用肺炎球菌 10,000円
Hib 8,000円

予防接種を受けるときに気をつけること

予防接種を受ける前

  • ・前日はお子さんを入浴させて、身体を清潔に保ちましょう
  • ・当日の朝はお子さんの状態をよく観察し、体調の変化がないかを確認しましょう
  • ・清潔な衣服を着け、お子さんの状態をよく知っている保護者が同行しましょう
  • ・気にかかっていることがあれば、事前に医師に相談しましょう
  • ・予診票はお子さんの大切な資料になるので、きちんと記入して持参しましょう
  • ・母子手帳は忘れずに持参しましょう

予防接種を受ける前

  • ・30分はその場でお子さんの様子を見ましょう。急な副反応(予防接種を受けて体の中に入ってきたワクチンに反応して起こる、体の好・ましくない反応)がおきた場合は、その場で医師に相談しましょう
  • ・特に問題がなければ激しい運動は避け、その他は入浴を含め普段どおりの生活を行ってください
  • ・生ワクチンでは2~3週間、不活化ワクチンでは24時間、副反応の出現に注意しましょう
  • ・注射部位の腫れ、高熱、嘔吐、けいれん(ひきつけ)等の変化があった場合は速やかに医療機関に受診しましょう

医師と相談が必要な場合

  • ・カゼのひきはじめ
  • ・今までに薬によるアレルギーもしくは身体に異常が出たことがある人
  • ・アレルギー体質の人 (ワクチンには抗原のほかに、培養に使う卵やゼラチンの成分、抗生物質、安定剤などが入っているものもあり、アレルギー体質の人の中にはこれらに反応するケースがあります)
  • ・以前に予防接種を受けたとき、異常がみられた人

予防接種が受けられない人

  • ・明らかに発熱がある人(当日測定した体温が37.5度以上)
  • ・急性疾患(急性の病気で薬を飲む必要がある、飲んでいる人)にかかっている人
  • ・その他、医師が不適当の状態と判断した場合

予防接種の種類と副反応について

ワクチンの副反応にはどんなものがあるの?

ワクチンが原因といわれている副反応には、主にどんなものがあるのでしょうか。接種した所が赤くなったり熱が出たりする以外にも、病気の発症や合併症など、重大な副反応もあります。しかしこれらも、必ずしもワクチンが原因だとは断定できない場合が多いのです。むしろ、ワクチンを接種した後にたまたま起こった紛れ込みの事故である可能性が高いといわれています。

接種した所が赤くなる 接種場所が赤くなる程度のことは、どのワクチンでもよくあります。実際に局所反応が多いワクチンは三種混合(DPT;ジフテリア・百日せき・破傷風混合)です。ふつうは治療の必要はありません。まれにひじを超えて腫れが広がることもあります。この場合は、腫れをとる薬などで対応します。
熱が出る 生ワクチンは、病原性(毒性)をしっかり弱めたウイルスや細菌を使うので、ふつうは特別な症状は出ませんが、中には軽くその病気の症状が出ることがあります。 代表的なのが麻しん(はしか)で、熱が出るケースが約20%あります。ただ、症状は強くはありません。逆にいうと、毒性を弱めたワクチンのウイルスでさえ熱が出る子は、本物の麻しん(はしか)にかかるとさらに重症になる危険性が高いといえるでしょう。
ポリオや結核の発症 2012年8月まで定期接種だった生ポリオワクチンは予防効果は非常に高いのですが、ワクチン接種によるポリオを発症する恐れがありました。2012年9月から人に発病させるおそれがない不活化ワクチンに切り替わりました。
BCGの場合、重い免疫の病気でない子どもでもまれに全身にBCG菌が広がることがあります。結核の治療でおさまりますが、このような症状が出る子どもは非定型抗酸菌症(ひていけいこうさんきんしょう)という結核菌の仲間の菌による病気にもなりやすく、これらの病原体に対する免疫に関係した特殊な遺伝子の異常が疑われています。
その他の副反応の問題 ワクチンを接種した場合に、合併症を起こすことがあります。たとえば、おたふくかぜのワクチン接種を受けると、数千人に1人(0.05%程度)、無菌性髄膜炎(むきんせいずいまくえん)が起きるケースがあります。しかし接種を受けないで自然にかかった場合は、約2%(100人に2人)の患者に無菌性髄膜炎が起こるといわれていて、ワクチンを接種した方が、発生する割合ははるかに少ないのです。また、ワクチンで起こる無菌性髄膜炎は、ふつうはひどくならず、短期間の入院か外来治療で済みます。 これらを含めて、副反応があっても接種するのは、副反応より相手の病気(VPD)の方が重大だからです。それだけVPDは重大な病気なのです。
昔あった重大な副反応 長いワクチンの歴史の中で、問題が起こったこともあります。ワクチンの初期の時代は、ポリオウイルスを弱めるのに失敗してポリオが起こってしまったとか、ジフテリアの毒素の無毒化がうまくいかなかったなどの問題が起こりました。それ以後は検査体制の強化などで、製造過程でのこのような重大な不具合は起こっていません。
1970年以降では、米国の豚インフルエンザワクチン(豚のインフルエンザウイルスを使って製造したワクチン)で、一時的な手足のまひなどが自然に起こるギランバレー症候群の割合が数倍高くなったことがあります。またこれも一時的なものですが、スイスの鼻の中に噴霧する不活化インフルエンザワクチンを使用した時に、顔面神経まひが同じく数倍起こったことがありました。
日本では、ワクチンの安定剤として使用されていたゼラチン(食べ物のゼラチン)がゼラチンアレルギーを誘発して、死亡者を出したこともありました。そのため今はゼラチンを使用していません。
これらの問題も、政府や医師が常にワクチンに関心を持って、よく調査され続けているからこそわかったことです。現在使われているワクチンは、長い歴史があり、世界中で多くの子どもたちに使用されてきて、安全性が確認されているものです。安心して接種してください。

定期接種

Hib

準備中です

小児用肺炎球菌

準備中です

四種混合(DPT-IVP)

準備中です

三種混合(DPT)

予防する病気

【ジフテリア】

ジフテリア菌の飛沫感染(ひまつかんせん:感染している人の咳・くしゃみなどによって、病原菌が飛び散り、これを吸い込んで感染を起こすこと)によって発症します。
感染すると高熱、喉の痛み、犬がほえるような咳、激しい嘔吐などが起こります。咽頭部の腫脹のために窒息死することもあります。また、発症後2~3週間して菌の出す毒素により、心筋炎や神経麻痺を起こすことがあります。
しかし、感染しても10%程度の人にしか症状が現れず、他は症状の出ない不顕性感染のため、保菌者が自覚のないまま菌を撒き散らすこともあります。

【百日咳(ひゃくにちぜき)】

百日咳菌の飛沫感染で発症します。カゼのような症状ではじまり、咳がひどくなり、連続的に咳こむようになります。咳のあと急に息を吸い込むので、笛を吹くような音がでるのが特徴です。ジフテリアと異なり高熱は出ません。
乳幼児の場合は、咳で呼吸困難になることが多く、チアノーゼ(血中酸素が不足して皮膚が青黒くなる症状)や、けいれんが起きることがあります。また、肺炎や脳炎などの重い症状を併発ことがあります。

【破傷風(はしょうふう)】

土の中に潜んでいる破傷風菌が傷口から感染して発症します。菌の出す毒素のため、けいれんや口が開かないなどの症状が起こり、その後の処置が遅れると生命に関わります。破傷風菌はどこにでもあり、また、気づかない程度の軽い傷から感染することもありますが、予防接種で免疫をつけておけば問題はありません。

ワクチンの種類

  • ● DPT(3種混合ワクチン)不活性化ワクチン
  • ● DT(2種混合ワクチン)トキソイド

接種を受ける時期と間隔

DPT(3種混合ワクチン)

  対象者年齢 回数
1期(初期接種) 生後3~90ヵ月未満(標準年齢:3~12ヵ月) 3~8週間間隔で3回の皮下注射
1期(追加接種) 生後3~90ヵ月未満(標準年齢:初回接種終了後1~1年半の間) 1回の皮下注射
2期 11、12歳(標準:小学校6年生) DT(2種混合)を1回

DT(2種混合ワクチン)

百日咳にかかったことが明確な人、およびⅡ期に使用するワクチンです。

  対象者年齢 回数
1期(初期接種) 生後3~90ヵ月未満(標準年齢: 3~12ヵ月) 2回の皮下注射
1期(追加接種) 生後3~90ヵ月未満(標準年齢:初回接種終了後1~1年半の間) 1回の皮下注射
2期 11、12歳(標準:小学校6年生) DT(2種混合)を1回
※接種後、他の予防接種を受けるときは1週間以上あけること。

副反応について

副反応の少ない安全なワクチンです。注射部位が赤くなる、腫れる、しこりができることがありますが、免疫がついたために起こる現象なので放置しても問題ありません(腫れが目立つ場合は、かかりつけ医に相談してください)
過敏なお子さんの場合、上腕全体が腫れることがありますが、その場合は湿布などで処置します。

ポリオ

予防する病気

【小児マヒ】

ポリオウイルスは人から人へ感染します。感染した人の便やウイルスに汚染された食物を口にすることによって、腸で感染します。ウイルスは3~35日の間(平均7~14日)腸の中で増えますが、ほとんどは症状が出ずに、終生免疫(2度と感染しないこと)ができます。発症した場合は、ウイルスが血液を介して脳・脊髄へ感染し、200~1000人に1人の割合で麻痺をひき起こします。また、発症者の5~10%の人はカゼに似た症状を呈し、発熱、頭痛、嘔吐が現れ、ひどい場合は呼吸困難により死亡するケースもあります。1960年頃までは、ポリオは日本でも流行を繰り返していました。予防接種が浸透した現在では、国内の自然感染は報告されていませんが、アフリカやインドなどではポリオの流行が残っており、渡航中の感染や、ウイルスの日本への侵入の可能性も考えられますので予防接種は必ず行っておく必要があります。

ワクチンの種類

  • 不活化ワクチン

接種を受ける時期と間隔

対象者年齢 回数
生後3~90ヵ月未満(標準年齢:3~16ヵ月) 4回(ただし、追加接種は3回目の接種後6ヵ月以上の間隔をあける)
※接種後、他の予防接種を受けるときは4週間以上あけること。

副反応について

副反応の少ない安全なワクチンです。
平成24年までの生ワクチンと違い、体内で増殖したウイルスが脳や脊椎に達し、麻痺を生じるという副反応はなくなりました。

BCG

予防する病気

【結核(けっかく)】

結核は結核菌によって起こる慢性伝染病で、日本では肺結核をはじめ毎年約4万人の結核患者が発生しています。乳幼児が結核に感染すると、粟粒結核(ぞくりゅうけっかく)や、結核性髄膜炎などになり重い後遺症を残すことがあります。
また、乳幼児期早期にBCGを接種することで、肺結核は50%、結核性髄膜炎は80%が予防できるというデータが残されています。

ワクチンの種類

  • 生ワクチン

接種を受ける時期と間隔

対象者年齢 回数
生後1歳未満(標準年齢5~8ヵ月) 1回
※接種後、他の予防接種を受けるときは4週間以上あけること。

副反応について

接種部位が赤くなったり、うみができたりするのは異常反応ではなく、BCGがついた証拠だと考えられます。よって、包帯や絆創膏などはせずに、普通に清潔に保ちましょう(1ヵ月以上続く場合は、医師の診察を受けましょう)。
まれに接種した側のわきの下のリンパ節が腫れる場合がありますが、通常放置して様子を見ます(赤くなったり痛みがあるときは、かかりつけ医に相談しましょう)。
まれに化膿して膿が出ることがありますが、その場合は医師の診察を受けましょう。

MR(麻しん・風しん)

予防する病気

【麻しん(はしか)】

麻しん(はしか)は、麻しんウイルスの飛沫感染(ひまつかんせん:感染している人の咳・くしゃみなどによって、病原菌が飛び散り、これを吸い込んで感染を起こすこと)により発症します。伝染力が極めて強いウイルスで、感染すると発熱、せき、鼻汁、目やに、発疹を引き起こします。 最初の3~4日で38度前後の熱が出て一時的に解熱した後、再び39~40度の高熱と発疹が3~4日続きます。その後、熱は下がり発疹も次第に消えていきます。
主な合併症は、気管支炎、肺炎、中耳炎、脳炎、亜急性硬化性脳炎という遅発性の脳炎などがあげられます。
また、麻しん患者の1万人に1人が亡くなるともいわれています。予防接種をすれば、合併症はほとんど起こりませんので、ぜひ予防接種を受けましょう。

【風しん(3日はしか)】

風しん(3日はしか)は、風しんウイルスの飛沫感染(ひまつかんせん:感染している人の咳・くしゃみなどによって、病原菌が飛び散り、これを吸い込んで感染を起こすこと)により発症します。
感染してから症状が出るまでの潜伏期間は2~3週間。軽い風邪の症状から始まり、発熱、発疹、首のリンパ腺が腫れるといった症状が出ます。発疹も熱も2~3日で治ることから「3日はしか」とも呼ばれています。ただし、年長児や成人の場合は重症になることが多く、2~3日では治りにくくなります。
妊婦が妊娠初期に感染すると、先天性風疹症候群といって多発奇形の赤ちゃんが生まれることもあるので、子どものうちに免疫をつけておく必要があります。

ワクチンの種類

  • 生ワクチン

接種を受ける時期と間隔

  対象者年齢 回数
1期 1歳以上2歳未満(標準年齢:12ヶ月~15ヶ月)
※麻しんは1~2歳までにかかる子どもが増えています。
風しんは幼児から中学生までがかかりやすく、特に3歳から4歳までがもっともかかりやすいので、MR(麻しん・風しん混合ワクチン)を受ける場合、1歳になったら(少なくとも保育園・幼稚園などの集団生活に入る前までには)受けるようにしましょう。公費の場合、対象年齢が決まっているので注意してください。
1回の皮下注射
※接種後、他の予防接種を受けるときは4週間以上あけること。
2期 5歳以上7歳未満(標準年齢:小学校就学前の1年間) 1回の皮下注射
※接種後、他の予防接種を受けるときは4週間以上あけること。

副反応について

約20%の人に発熱、発疹などの軽いはしかに似た症状が出ますが、これはウイルスの性質のためで、通常1~2日で治ります。
接種当日から発熱や発疹がみられることがあります(約2~5%程度)。また、7日目くらいから、約20パーセントの人に発熱、発疹といった軽いはしかに似た症状がでますが、これは麻しんウイルスの性質のためで、通常1~2日で治ります。
まれに熱をともなったけいれんが起きます。
100万人に1人程度の確率で脳炎が発生することがあります。

日本脳炎

準備中です

子宮頸がん

準備中です

kame

任意接種

B型肝炎

予防する病気

【B型肝炎】

輸血と性行為で感染するウイルス性疾患です。一般にキャリア(血液中に長年にわたりウイルスを持っている人)の血液から感染します。慢性肝炎にかかり、肝硬変、肝ガンになる人もいます。最近は、3歳以上で感染しても慢性化(キャリア化)しやすい遺伝子型AというタイプのB型肝炎が日本でも広がっています。知らない間にキャリアになった家族などから子どもへの感染もめずらしくありません。以前はB型の急性肝炎にかかっても治癒したらそれで完治と考えられていましたが、B型肝炎ウイルスの遺伝子は肝臓内に一生残ることが最近になってわかってきました。抗がん剤治療などで免疫力が低下すると重症の肝炎を発症するようです。

ワクチンの種類

  • 不活性化ワクチン

接種を受ける時期と間隔

対象者 回数
母子感染対象外の人 陰性確認後3回(1回目から1ヵ月後に2回目、5~6ヵ月後に3回目)
(小さい子は、まだ感染していないと判断して検査いたしません)
母子感染の対象者
HBs抗原陽性の母親から生まれたお子さん
  • ・生後48時間以内にHBIG(B型肝炎免疫グロブリン)を注射。
  • ・生後2ヵ月目にHBIGとHBワクチン(B型肝炎ワクチン)を注射。
  • ・生後3ヵ月目にHBワクチン(B型肝炎ワクチン)を注射。
  • ・生後5ヵ月目にHBワクチン(B型肝炎ワクチン)を注射。
※接種後、他の予防接種をうけるときは、1週間以上あけること。

副反応について

副反応の少ない安全なワクチンです。

ロタウイルス

準備中です

水痘(みずぼうそう)

予防する病気

【水痘(みずぼうそう)】

水痘(みずぼうそう)は、水痘帯状疱疹ウイルスの飛沫感染(ひまつかんせん: 感染している人の咳・くしゃみなどによって、病原菌が飛び散り、これを吸い込んで感染を起こすこと)により発症します。初感染では、発熱とともに全身に水泡性の発疹が出ます。水痘のウイルスは回復後も長く体内に持続感染する性質があり、何かのきっかけで再活動すると、帯状疱疹となって現れます。
普通、子どもがかかったときには合併症もまれで、経過も軽くすみます。ただし白血病や悪性腫瘍、大量のステロイドホルモンを服用しているお子さんなどは免疫機能が低下しているため、症状が重くなります。

ワクチンの種類

  • 生ワクチン

接種を受ける時期と間隔

対象者年齢 回数
1歳を過ぎたら、年齢と関係なく接種できます。 2回の皮下注射(2回目は4週間後からできますが、1~2年後ぐらいがよいでしょう)
※接種後、他の予防接種を受けるときは4週間以上あけること。

副反応について

副反応の少ない安全なワクチンです。
白血病などのお子さんでは、軽い発疹や発熱がみられることがあります。

おたふくかぜ

予防する病気

【おたふくかぜ】

おたふくかぜの主症状は、耳下腺と顎下腺腫脹(耳の下あたりから顎にかけての腫れ)です。大方は両側とも腫れますが、片方だけのこともあります。合併症として髄膜炎を起こすことがあり、まれに難聴をおこすことがあります。成人男子がかかると睾丸炎を起こすことがあります。

ワクチンの種類

  • 生ワクチン

接種を受ける時期と間隔

対象者年齢 回数
1歳を過ぎたら、年齢と関係なく接種できますが、3~4歳頃がよいでしょう。 2回の皮下注射(2回目は4週間後からできますが、1~2年後ぐらいがよいでしょう)
※接種後、他の予防接種を受けるときは4週間以上あけること。

副反応について

●接種2~3週間後に耳の下が軽く腫れることがあります。

●6000~8000人に1人の割合で無菌性髄膜炎になります。

インフルエンザ

予防する病気

【インフルエンザ】

インフルエンザは、インフルエンザウイルスの飛沫感染(ひまつかんせん:感染している人の咳・くしゃみなどによって病原菌が飛び散り、これを吸い込んで感染を起こすこと)により発症します。
高熱、鼻汁、咳、全身倦怠などの症状が出ます。Aソ連型、A香港型、B型のウイルスは毎年少しずつ異変し、流行を引き起こします。

ワクチンの種類

  • 不活性化ワクチン

接種を受ける時期と間隔

対象者 回数
全般 かかったことのない人は、3~4週間の間隔をおいて2回皮下注射をしますが、成人、高齢者は1回で効果があります。
10~12月の流行期前に接種します。
※接種後、他の予防接種をうけるときは、1週間以上あけること。

副反応について

接種部位が赤く腫れる程度で、副反応の少ない安全なワクチンです。
インフルエンザワクチンには卵の成分が少量ですが含まれているので、アレルギーを持っている方は医師に相談してください。

ご予約方法

  • 診察券をお持ちの方(再診)

    インターネット予約

  • 初診の方、乳児健診・予防接種予約

    tel 0428-21-0252

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